日本の処方箋(マイナンバー)

またこの新聞のネタ

軽減税率の話を追いかけてみると新聞各紙にいらいらしてくる。どんどん廃刊になればいいのに。。
というわけで、しばらく前にみかけた (2015-12-06 付け朝刊) 記事にコマツの坂根という人がマイナンバーに関することを書いてたんだけど、めちゃくちゃだったのでここでつっこんでおこう。


坂根氏: 米国で勤務したことがあり公的年金の給付を受けている。そのための資料の発送元はマニラ。米国番号制度のおかげで手続不要で簡単。

海外のよく分からない土地の人に勝手に住所を含めた個人情報渡されて簡単に名寄せできるんなら、余計に怖いわ。
それに日本国内で転居したときはどうやって転居先を検知できるんでしょうね。ちょっと調べただけじゃ分からなかった。
坂根さんに関しては国内では転居してないのでしょう。そりゃー届くよ。


坂根氏: 日本の社会保障費は高齢者を優遇している。マイナンバーを機に見える化されれば是正を求める声が上がる。

優遇されてることはすでに「見える化」されて知っているんだー。
なんでいまだに是正を求める声が上がらないんでしょうね。聞こえないふりをしているのでは!


坂根氏: スウェーデンでは医療費が膨らんで財政が厳しいことを番号制度のおかげで国民が知っているので風邪ぐらいなら我慢する。

スウェーデンの人に限らず欧州の人は風邪ひいたらすぐに仕事を休むことには言及しないの、なぜ?
風邪ひいてるのに職場こられる方が迷惑なの知らないなら、この人も手と頭を動かす仕事はろくにしてないな。
番号制度とも関係なくて、医療費が膨らんでるのはマイナンバーと関係なくほとんどの国民は知ってるだろうし、そんなことで正当な医療活動も受け辛くさせるのは飛躍しすぎ。
お前は誰に何を我慢させたいんだ?戦時中のつもりか?


全般的にマイナンバーとはあんまり関係のない話で、制度のメリットを説明する内容にもなっていない。
子育て世代重視するような姿勢を持ち出したのは人気獲得のためだと理解している。
中小企業でも大企業でも、一度代表を退いた後、相談役になったタイプの人ってなんでこういう大雑把になんとなく理解しただけで満足しちゃう人ばかりになってしまうんだろうね。
おそらくは自分で手を動かしたり頭を動かしたりする癖がついていないから、世の中の事象を細部まで考える癖がついていないのだろう。


こういう会社経営者の思い込みを一方的に書き散らかしてほったらかしなところもとっくに時代遅れだし、軽減税率で守る価値なんぞないよ。
こんな場末のブログでつっこみを入れても誰も読んでくれない。。

地方紙で一番読まれるのは「おくやみ欄」と聞いたことがある。
あれ、電子化して検索できるようにしてくれればかなり便利になるし新聞とる人も減るだろうな。