アトピーとかなんかいろいろ

放射能で鼻血が出たとか、米のとぎ汁とかの放射能不安系の記事読んでて、ふと、昔、アトピーが酷かったときのこと書き殴ってみたくなりました。

最初は薬を塗ってしのいでいましたが、ネットでステロイドの恐ろしさとやらを見たので、脱ステし始めました。
10 年ぐらい前で、私が web を使いはじめたばかりの頃ですね。
そして、2,3 年ぐらい、いろいろな民間療法を試しました。
しかし、全て何の効果もありませんでした。
民間療法で何か状態が変わると、「改善した!続けよう!」と思ってしまうのですよね。
後から考えると、それが実は改善じゃなくて悪化だったとしても「改善した!」と思ってたような気がします。
状態が変わることに光明を見出していました。
藁にもすがりたいときの気持ちはそのときしか分かりません。
あの時、自分が正常な精神状態だったとは、到底思えません。
自分は不幸だと思いたい気持ちもあったような気がしますね。

仕事もまともにできないほど苦しかった時期もありましたが、ふとしたことから普通の皮膚科へ通い、薬を塗ることでひとまず普通の生活に戻りました。
夜、徐々に眠れるようになれたのはうれしかったですね。
痒みを麻痺させるという飲み薬ももらいましたが、飲んでも痒みがなくならないし、元々飲み薬が嫌いだったので、こちらは飲まなくなってしまいました。

アトピーを診てもらっていた医者は、それほど信用してはいません。
信用していないというとちょっと違う、まあ、なんか嫌いなんです。
WEB をいろいろと見るようになり、さらにプログラマになってから、色々な活動をしている科学者、工学博士、医療に関わる人達を見てきて、彼らの研究や仕事の成果はそれなりに客観性が保たれていて、多くの方は信用するに足りるぐらいの良心を持っていると思っています。
それで、今はそれなりに科学や医学を信頼しています。
医学に関しては、その嫌いな皮膚科の医者すら信頼していると言えますね。少なくとも無知な自分よりはマシなので。

民間療法はアトピーなどの症状や医療への不安を煽り立てて、何かを売り付ける商売なんだろうと、今は思ってます。
焚き付けた相手に直接売れなくても、不安さえ摺り込んでしまえば、ネットを通じて勝手に拡散してくれるし周り周って彼らの商材の売上につながっているような気がします。
ステロイド薬は、民間療法と同様に完璧な解決策ではないかもしれませんが、ほどほどによい解決策でした。

意に沿わない発言をする学者に御用学者レッテルを貼って、意見をなかったことにしている様子を観察していると、アトピー民間療法を推進していた人達がオーバーラップしてしまいます。
そういう人達のやってることを全否定する気もありませんが、アトピーの症状が酷かったときに民間療法にいいように振り回されていた自分を思い出してしまい、いい気分がしません。

ちなみにアトピーは、今は改善というかほぼ完治しています。悩んでたのが馬鹿らしいぐらい。
田舎に戻って、井戸水に戻ったのがよかったのではないかと自分で勝手に結論を出しています。


このまとめは当時読んでた web サイトの印象とも被ってたりして印象的。当時読んでいたあの手のサイトは、今でもほとんど変わらないんだろうな。

小児科医たちのアトピー談義・その1 - Togetter