林業就業支援講習というのを受けてみた

就業するかどうかはともかく、気分転換と他職種体験がしたくて石川県森林組合連合で開催していたものを一ヶ月ほど受けてみた。

座学は事前に調べてたことばかりでどうでもよかったのだけど、実地講習なるもので山で草刈りするとどうなるかとか、木を伐るとどうなるのかとかやってみると予想通りなかなか楽しい。
斜面を登るのや斜面の草を刈るのは、なかなかに爽快で癖になりそうな気はする。
出会った危険で重労働な現場作業をしている人達はほとんどが、いわゆる契約社員みたい。
楽しいとか言ったけど、伐木なんかはかなり危険な作業なことが少し様子をみただけでもよくわかる。
木が倒れてくるのを逃げるための足場も悪いし、足腰に自信がない人は絶対にやらない方がいい。
まだうまくチェーンソーを扱えなかったけど、木を 20,30 ぐらい伐っていればじきに慣れていくだろうな。
オフィスを歩きまわるより危険な仕事ではあるけど、少なくとも難しい仕事ではない。

そして、人生で初めてテレビ (NHK) のインタビューなるものを受けた。
インタビューってこんな感じかなーと思いながら、思いついたことを漠然と応えておいた。こちらもなかなか良い経験になった。

石川県森林組合連合の事務仕事している部屋を覗いてみるとデスクでパソコン仕事している人達はご年配の方々が多い。
ちゃんとパソコンは使えているのかな?そこまで調べられればベストだったのだけど、部屋の中には入る機会がなかった。

林業試験場の人もパンフレットをたくさん携えてやってきてた。講習(?)はかなりおざなりだったな。パンフレットの中身を読み上げるだけ。
脇の甘い発言しているお馬鹿さんもいて
林業試験場の人「最近変わった人もいて、農薬を撒いてるとクレームつけてくる人もいる」
誰が何撒いてるのかわからんのだから心配するの当然だよね。こんなことを内心考えてるんだからクレームつくのも当然だわな。

そして最終日の就職相談面接。これが一番ひどかった。
冒頭はまさに圧迫面接の類。別に本番の面接でもないのに何が目的なんだ?


面接官「君は3○歳か。この年じゃ公務員にもなれねーな。ほんとに林業やりたいの?ん?」
私 (ニコニコ)


面接官「この仕事は、6:00 ごろ起きてチェーンソーとか水分担いで山に上がって 17:00 頃下山とかしないといけないよ?大丈夫なの?」
私「給料出てるのなら大丈夫でしょう。登山はしますし。」
面接官「チェーンソー持って上がったことあるのか?」


面接官「20 代の人間が欲しいんだよ」
私「20 代の方の離職率はどれぐらいですか?」
面接官「20 代採用したことない」


面接官「君がやったような実地講習ぐらいなんかは楽なもんだよ。時間短いから。」
私「実地講習のときに草刈機を一日に合計 3,4 時間ほど動かしてましたけど、あれが 6 時間や 7 時間になっても大して変わらんでしょうね。体力ある人ならそんなに辛くないですよ。」
面接官「」


その他、講習の中で出てきた GPSQR コードのことを話してみたけどなんだか頓珍漢なことを言っていて説明してみたのだけど分からなかったみたい。
やらない理由を探す人に説明するのは難しい。できることから少しずつやっていけばいいのにね。

それから、都合のいい情報だけ適当に並べてる感が満載だったな。話の雰囲気や彼が話す態度なんかは文章では表現しきれないのが残念。
関係ない話をいきなりはじめたり、話の最中に割り込んできてこちらに話をさせないような会話。これで面談って言えるの?
就業相談などといいつつ、ホームページのリンク集を印刷した紙を一枚渡されただけ。そんなものなんの意味があるんだ?
講習参加者には修了後に「緑の雇用」によって石川県森林組合に雇用されると誤認させる説明をしていたような気がする。
私はこの説明をしていた回に参加していないから又聞きなのだよな。

この面接官は定年退職した後、再雇用されたという男性。この就業支援講習でボスをやっていたみたい。奥能登出身のようだけどもしかしたら山地に土地をもってるのかな?
この方、NHK の取材が終わるまで猫を被っていて NHK がいるときは特に丁寧な言葉遣い。
就業支援と銘打っていたけど就業はしてほしくなさそうに思える。ほんとに何が目的なのだろう?
話を聞いていると他に面談を受けてた方達にも似たような感じで、最後の面談だけこれまでと豹変したような態度だったらしい。
年配の森林組合の人達と話していて感じるのは傲慢さ。天下り地帯らしいし、さらに補助金助成金まみれになってるのに。
この方、最後は私を含めて講習参加者の会釈に応えることもなく目も合わせずに去っていきましたとさ。
森林組合なんぞさっさと補助金助成金も打ち切って、一旦潰してしまえ。

この講習の意味合いってのもよくわからない。先に書いているように林業に人を入れようとしているようには見えないのだよね。
いくつか、簡単な資格がとれるというのが肝なのかもしれないけど、組合にとってのメリットは?おそらくは受講した人数分国からお金が受け取れることだろうとは思う。
森林を守る、国土を守るという建前を本音に仕事している人がそれほどいるとも思えないから、新しく人が入ってこなくても採算ベースで元がとれれば充分だと捉えているとか?
あの広大な山林地の下草刈りとか大変だろうし、とてもとても組合所属のメンバーだけで処理できるとは思えない。んーどうやって捌いているのだろう。
地元の山歩きを続けてしばらく様子みていくかな。運動にもなるし。

推測してみる。
森林管理の仕事は森林組合が国や県から一括して請けることができる。
組合で捌けない分は下請けに回す。
これまでの下請けの林業事業者は、林業だけでやってけないから、ほとんどごっそり潰れている。
現在では仕事にあぶれてる建築土木関係の業者から電気工事の業者から色々と林業に参入してきているみたい。
草刈ったり、木を切ったりする仕事、体力仕事なんて言ってる人も多いけど、実はそうでもない。
汗はかくけど足腰強ければ持久力もそんなに必要ない感じだった。
蜂さされとか枝にひっかかれて生傷つくってもあんまり気にしない、あるいは従業員に知識がなくて泣き寝入りする系の業者なら仕事を捌くのに苦労しない、というところかな?

最近、肉体労働な仕事の面接を、学生時代以来、いくつかしてみて再び感じること。
IT 企業も含めてそう思うのだけど、北陸企業はとにかく同調圧力に屈する人間か否かをひたすら試してくる感じがする。
しつこく家族構成を聞こうとするのもそれの一環なのかもしれない。
そういうのをコミュ力と表現している感じかなぁ。

NEC Aterm MR03LN の購入 + 使用レポート on Biglobe LTE

前に MR01LN という古い機種を安価に購入できたので使いづらいのを我慢して一年ほど使ってたのだけど、頻繁に挙動不審になるのが耐えられなくなり新作を購入。
モバイルルータはどれもこれも納得いく仕様表示のものがなかったのだけど、この製品はみた感じはいけそうだった。*1
本体に加えてクレードルも購入し、合わせて 28,000 円というところ。

最初に書いておくと、デザイン、UI は万人にお薦めできるレベルに洗練されてきたと思う。*2

NECアクセステクニカ Aterm MR03LN 専用 EX03C クレードル PA-MR03L-EX3C0B

NECアクセステクニカ Aterm MR03LN 専用 EX03C クレードル PA-MR03L-EX3C0B

まずは二週間ほど使って悪いところ、良いところの順に。

悪い点

  • めったに押すものではないけど電源ボタンが押しにくい。
  • タッチパネルの反応はよくない。男性指だと小さすぎて押しにくいことがある。
  • クレードルから外した直後など、タッチパネルが有効になっている際にポケットにつっこんだりすると間違った操作をしてしまうことがある。
  • 裏蓋が非常に開けにくいのでバッテリ交換は現実的ではない。
  • 家庭内の wifi に公衆無線 LAN として接続しようとするとぶちぶち切れるみたい。
  • クレードル上のルータモードで使用すると WAN 側(クレードルの有線)からの DHCP 要求に応答してしまう。*3

悪い点ではないけど、初期不良らしきものがあった。
クレードルが LAN 回線を認識しない。
amazon 経由でクレードルを交換してもらったけどまだ認識しない。
ここまでくると、こちらの設定に不備があるのかと思ってしまうけど、どうやら違う。
LAN, USB ケーブルを何本か交換してみても、本体を初期化してみてもまだ link up しない。

問い合わせてみると、本体に問題がある可能性があるとのことで再度の交換を要請中。

追記(2014-05-01):
新しい本体届いた。問題だった LAN が認識するようになった!
と思ったら今度は肝心の LTE/3G が繋がらない。設定に失敗したとかなんとか… おい NEC
Firmware up しようとしてみると今度はグルグルが周り続けてていつまで経っても再起動しない。おい、ふざけんなよ NEC

さらに追記(2014-05-01):
強制終了させて起動したら LTE 繋がった。むーこれから心配だ。
ところで返品したときは使ってしまった液晶保護シートはどうなるのだね?

追記(2014-05-03):
ルータモードのときに WAN 側からの DHCP Request にまで返答するっていう MR01LN のときの不具合がまだある。
休み明けに問い合わせしてみる。

追記(2014-05-07):
問い合わせた。仕様だって(笑)
固定回線のある自宅ネットワークに接続するときはブリッジモードで使用しなければいけない。
でもさすがに大手企業の窓口のお姉さん DHCP のやりとりのことも、その挙動がちょっとおかしいこともちゃんと理解してくれたみたい。
この仕様だと何が困るかっていうと、ブリッジモードのときにクレードルから外して外に持ち出すときに、wifissid は変わらなくていいけど IP アドレスは変わらないといけないってこと。
スマホタブレットなどのモバイル機器側からは再度 DHCP 要求しないといけないことが分からないから、家庭内 LAN の IP アドレスのまま外に出ることになってしまう。
解消するには自分で wifi に再接続しないといけない。2014-05-30 の追記を参照
おれ「○○ですけど、不具合ではないんですね」オペレータ「左様でございます」ってやりとりを五回ぐらい繰り返してみた。

追記(2014-05-30):
どうやらブリッジモードで使っていても問題ない。
クレードルから外してブリッジからルータに変わったときに一瞬だけ wifi ap を off にするらしく Nexus5 のような性能の機種だと DHCP で IP アドレスを掴み直してくれる。
どうやら悪いのは Sharp 製の鈍重スマホだった。

良い点

  • 電源保ちが格段によい。仕様通り 12 時間ぐらいは保つみたい。
  • ワンタッチ、ツータッチでの操作が多い。

悪い点より少ないけど、普通に動くということだと捉えてもらえれば。
古い機種は↓このザマなので。

旧機種 MR01LN について

まず、冒頭に書いた挙動不審な例

  • usb ポートからの充電ができなくなる。いつの間にか解消する。
  • いつの間にか家庭内の wifi に接続できなくなる。いつの間にかできるようになる。
  • クレードルがきつくて挿し込みづらい。
  • クレードルに挿し込むと再起動する。再起動に 2,3 分。
  • ルータモードでクレードルに挿したときに WAN 側ネットワークからの DHCP 要求に返答してしまい、タイミングによっては自宅ネットワークがめちゃくちゃに。

発生条件がいまいちわからなくって障害レポートもできない事例も多い。こいつ悪いやつだ。

あと思い出したら書き足してく。いっぱいあったから。

一世代前の MR02LN は使ってないので分からないけど、新機種と比較する。

  • 電源保ちが5,6 時間 → 12 時間
  • web 設定画面も含めてあらゆるユーザインターフェースが格段に使い易く改善された。
  • 薄い。これなら夏場に持ち歩くことも苦にならなそう。
  • クレードルにセット / 外したときに再起動しない。
  • バグだらけだった設定のほとんどが普通に動くようになった。

最低な機種の後継バージョンということで不安だったけど、一縷の望みにかけて新しい機種を買ったのは成功だったと今のところは思う。

Biglobe LTE

BiglobeLTE 1GB (約 1000 円) で使っている。大抵の月では制限がかからずに使うことができる。
これまでに制限かかったのは出先で JDK8 (約 150MB) をダウンロードして youtube みてたときのみ。
あと Google Play の自動更新は off にしといた方がいいかな。

普段、外出するときに持ち歩くのはスマホぐらい。
ヘビーな使い方するときはこれにノート PC 1 台とスマホ 1 台とタブレット 1 台が追加されることもある。

モバイルルータ + MVNO 構成にすることで、docomo sp モードを使うようなオーソドックスな構成に比べて、一ヶ月 4000 ぐらいは節約できているのでは。

biglobe が売却されてどこかのファンドの傘下に入るらしいので、プライバシーデータ絡みで、今後は不安なところもある。

リンク

どこみても私と同じように概ね高評価みたい。

http://misc.mat2uken.net/blog/2014/02/06/got_aterm_mr03ln.html
http://matome.naver.jp/odai/2139165158500376101

*1:前に痛い目にあわされた NEC 製品を買うのはしゃくだけど

*2:追記 (2014-05-01) よくわからん挙動をときどき示すことはやっぱりある。さすがは大嫌いな NEC

*3:2015-03 現在だとどうも応答しなくなったみたいに見える。ファームウェアが更新されたためなのか、それとも前のが何かの勘違いだったのかよくわからない。 http://www.aterm.jp/web/mr03ln/info_0417.html ここの変更履歴には変更されたとは書いていないが。。

父親のノート PC に Debian をインストールした

事の起こり

親父のメイン PC がウィルスにやられた。
ウィルスというよりはエロ系の画像がデスクトップにしつこく表示されるジョークソフトみたいな感じなのだけど。
父はかなりのリアル堅物なのでエロ系のサイトみてたとは思わない。

やられたことは

1. startup に外部の url を表示させるための起動コマンドラインが登録される。
2. タスクスケジューラから 5 分おきに上記の startup を監視して無くなっている場合は再登録する。
3. IE の閲覧履歴も消されていたような気がする。(追記 2014-05-19)

といった挙動をしていたみたい。これ以上くわしいことは調べていない。
どこから入ってきたのかも分からない。これ、やろうと思えばもっときついこともできたはずだよね。こわい。

本人はウィルス対策ソフトあるから大丈夫だと思ってたみたいだけど、これであんまり関係ないことが分かってくれたことだろう。
ずーっと意地になってシングルクリックを使っていたのだけど、今回の件でやっとダブルクリックに戻してくれた。

そして、おそらくこの件が関係あるのだろう Windows XP が入っているノート PC を持ってきて、これにも Debian をインストールしてほしいと言ってきた。
今まではウィルス対策ソフトがないから不安だとか、無料のソフトはあやしいとか、古典的な企業勤めの長いおじいちゃんみたいなこと言ってたのに。

インストール + 運用計画

# 前回のとほとんど同じ構成で。

ノートだけど外出時に使わないで父の寝室用として使う。
debian wheezy を usb メモリの net installer から。指示されるデスクトップ環境で。
web メールもあるので web を見ることができればよい。ブラウザは Chrome
root のパスワードは教えない。
管理用の自分アカウントを作る。sudoers
ssh サーバでリモート管理できるようにする。

父親用のアカウントを作って gdm から自動ログインする。
google アカウントとは接続しない。
etc だけ weekly で backup する。
office ソフトを一通り使いたい。
debian のメジャーバージョンアップに追従する。
自分で使ってるファイルの backup は usb メモリに自分でやってもらう。

sudo dpkg-reconfigure exim4-config

exim の配信を Maildir 形式に

追記:
gnome のソフトウェアの更新機能だと root パスワードを聞かれてしまうので cron-apt, anacron を追加でインストール。

/etc/cron-apt/action.d/5-install ファイルを追加:

autoclean -q -y
upgrade -y -o APT::Get::Show-Upgraded=true

インストール直後の確認内容

chromeyoutube が見える。聞こえる。
日本語入力可能。
weekly backup の動作。
apt の更新がパスワードなしで動作する。
無線 LAN で自宅内ネットワークに入ることができる。
office ソフトの簡単な動作確認

定期的な手作業 (一ヶ月程度)

sudo aptitude full-upgrade

不定期の作業 (debian の major upgrade)

/etc/apt/sources.list を書き換えて

sudo aptitude full-upgrade

石川県にある公益社団法人が管理してたドメインをどこぞの業者が取得したらしい

前に gourmet-ishikawa.jp というドメインでログインパスワードを作っていたのだけど、このドメインが別の業者に取られてしまっていたので、石川県の情報政策課と石川県観光連盟に連絡した。
この時点でこちらで調べたことはせいぜい whois で gourmet-ishikawa.jp hot-ishikawa.jp の情報を取得したぐらい。

問い合わせフォーム + メールで連絡

送った問い合わせの内容。一部伏せ字。

数年前まで石川県観光連盟様で管理していたらしい、グルメ石川というサイトがありました。

http://www.gourmet-ishikawa.jp/

上記のサイト、今は商用の、『グルメ石川』と何の関係もないサイトに変えられてしまっているようです。
石川県が管理していたドメインで新聞記事にもなり、それなりに話題になっていたサイトなのでドメイン名に集客効果があるのでしょう。

今はこちらに移行しているようですね。

http://gourmet.hot-ishikawa.jp/

しかし、例えばこの pdf ファイルなどには旧ドメインへの参照 URL が未だに記載されています。

http://gourmet.hot-ishikawa.jp/login/manual.pdf

現在、古いドメインを取得している業者は 『株式会社******』という会社のようですが、この会社に悪意がある場合、ログインパスワードの漏洩などのセキュリティリスクが考えられます。
もう少しドメインなど情報資産の管理について、石川県全体で考えてみてはいかがでしょうか。

具体的には、ドメインを使わなくなっても数年は新しいドメインへのリダイレクトを続ける、ということです。

↑最後に書いた対策はちょっとおかしいかもな。文章もわかりづらいし。
blog, facebook など個人サイトに旧サイトの URL 書かれちゃったら恒久的に直される見込みないし。

ドメイン使い終わったり変更した後はどうするのがよいのだろう?
と思って調べてでてきたのがこれ
結局、ドメイン変更するときはどうすればいいのかよくわからないけど、パスワード入力もあるサイトでいきなりドメイン廃止するのはどう考えてもおかしいよね。

この仕事請け負った業者について感じることは、 pdf ファイルに古い URL 載ってるのは、しばらく気付かないのは仕方ないとしても、後から気付いたこのページなんかは html にすら旧ドメインへのリンクが貼ってある。最低限必要なことすら調べていないな。
官公庁の仕事を請けてるこの辺りの業者にありがちな感じではあるけど。

一週間後返信があった。このメールへのこちらからの返信がこれ

> ご指摘のとおり、当該ホームページで以前使用していたドメインが現在も、使用方法を記載したpdfファイルに記載されたままとなっていたことを確認いたしました。
> 
> そのため早速、新しいドメインを記載したpdfファイルに差し替えさせていただきましたことをご報告させていただきます。

pdf が修正されたことはこちらでも見ることができました。しかし、先日連絡
した折には気付きませんでしたが、以下のページには旧ドメインへのリンクが
そのまま記載されております。

http://gourmet.hot-ishikawa.jp/login/

こちらは pdf の修正漏れよりもはるかに危険です。
他にも似たような修正漏れがあるのではないかと思います。

snip

> なお当該ホームページ及びドメインについては、制作後、私どもが運営しているものであり、石川県の管理にはないところでございますが、このようなことがないように今度と
> も取り組んでまいりますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

そうでしたか。
所在地が県庁のようでしたので勘違いしたようです。

そうか別の団体だったのか。別団体が県庁庁舎を間借りしてるのかしらね。綺麗な職場うらやましす。

他にもリンクが直っていない箇所がちらほらあったので上のメール以外にもいくつか送ってみるも、2 週間ぐらい音沙汰がなくなった。
異動の時期だからリアクションが遅いだけかもしれないけど、埒があかないので電話かけてみた。

電話でのやりとり

やはり異動があったらしく、電話が繋がった人はメール送ってきた人とは別の人だった。

私「メールへの返信がなくなったけど、メールは読んでいるのか?」
先方「読んでいる。最後のメールは 4/7 」

私「修正は業者が行っているのか?」
先方「こちら(石川県観光連盟)で行っている。(作った業者には今相談しているといった趣旨のこと)」

私「修正した業者の名前は?」
先方「言えない」

私「ちゃんとした業者ならドメインの変更した時点でこれぐらいならちゃんと修正できるはず」
先方「今再チェックをかけているところだが、他に直していないところがあるということだが、どこか教えてほしい」
私「…個人的に興味本位で聞いたり言ったりしていただけなので。(嫌です)」

先方「もういいですか?」
私「はいもういいです。(やっぱり早く切りたがってたのね…)」

蛇足

そしてこのホームページ。一年ぐらい(?)前の地元有力新聞によると、このサイトの利用者がどんどん増えてる!と、書いてあった気がするのだけど、「グルメ 石川」「食べ物 石川」「食事 石川」で google してみても上位にこない。
どこから辿りついてユーザが増えているのだろうね。観光パンフの QR コード + スマホかな?
店舗向けメニューにもログインできないから、実は誰も使っていないとか?

天下り団体っぽいところとか天下りできそうな業者で仕事融通しあってるのほんとに嫌になりますね。

親の PC に Debian デスクトップ環境をインストールしてみた

母親 (60 代) の PC が Windows XP なので最近の社会不安(笑) に乗じて Debian をインストールしてみた。

親の属性

父親
Windows 7 PC を一台持っていて、これをメインに使っている。普段何をしているのかはよく知らない。
常駐ソフトがやたらといっぱい入っていて比較的新しいパソコンなのに恐しく重い。
自分ではパソコンに詳しいと思っていて、セキュリティ(笑)に五月蝿い。

母親
web を見たり、PC (Outlook) からメールの長文を作って自分の携帯に転送してから友人や家族に送信、という使い方をしている。
Excel で家計簿らしきものもつけているらしい。
Cookpad のページを印刷することもあるし youtube もときどき見るらしい。多分韓国の何か。

インストール + 運用計画

debian wheezy をインストーラの指示するデスクトップ環境で。
Windows でないとできなさそうな e-Tax や年賀状の作成は父親の PC でやる。
web メールもあるので web を見ることができればよい。ブラウザは Chrome
印刷は何らかの方法でできるようにする。
root のパスワードは教えない。
管理用の自分アカウントを作る。sudoers
ssh サーバでリモート管理できるようにする。

親用のアカウントを作って gdm から自動ログインする。
google アカウントとは接続しない。(今のところ)
etc だけ weekly で backup する。
office ソフトを一通り使いたい。
debian のメジャーバージョンアップに追従する。
自分で使ってるファイルの backup は usb メモリに自分でやってもらう。

インストール

最初からインストールしてくれるもの以外でインストールしたのは Chrome 、それからプリンタのドライバも入れたはず。
Chrome じゃなくて Chromium でもよかったかなぁ。

sudo とか exim4 の Maildir への変更とか、普段自分が好みでやっている管理設定以外は特に新たな変更はしていないと思う。
GUI 周りが慣れていなくて項目を探すのが大変だった。自動ログインの設定とか。/etc/gdm3 のファイルを直接いじればよかったのだけど、GUI からやってみたかったので。

母は、最初は要らない、とか言ってたくせにインストール終わってから IE のお気に入りが欲しいと言ってきた。
こちらで backup してた IE の Favorites フォルダから grep で抜き出した url と title を Chrome で読み取れる html 形式に適当に変換して import。
インストール全部終わってから聞いたら、ほとんどのお気に入りは要らなかったらしい。なんじゃそりゃ。

一ヶ月ほど使っての感想

韓国のサイトも見ているみたいだし、今まで通り Cookpad のページも印刷してくる。
web メールの UI に慣れないこともあったみたいだけど、メールも使うことはできているらしい。

そんな感じの母は不満を言わないのだけど、なかなか褒めてくれない。。
インストールしてそれほど経っていないとはいえ、 10 年近く前の PC でも Windows XP より軽快に動作してるので「速いね」ぐらい言ってほしい。

と、思ってたらとうとう「速い、軽い」と褒めてくれた!!

つまり、Debian デスクトップ環境は、複数 PC あって Windows があること前提ながら、年配の人の日常生活ぐらいでなら普通に使える。Linuxer はみんなできるだけ使え。
僕自身も GnomeGUI 環境はほとんど知らないのだけど、Windows が普通に使える若い人なら誰でもすぐに馴染むことができるはず。
ただアラサーの妹は電源の落としかたが分からなかったらしい。スタートメニューにあたる部分がないからか。。

長期に渡って使うときの不安

major バージョンアップのときに、母親がどれだけついていけるか。更新作業は俺がやれば済むけど、UI が変わったときに母はどういう風に受け取るだろうか。
apt の自動 update がされたときに password 聞かれるのかな?一応設定はしてみたけど正しいか否かわからない。
USB メモリへのバックアップは自分でできるだろうか? ファイラのまわりはかなり挙動が違うから。。

ssh サーバは動かしたけど、リモートからの操作で解決できることは限られてるように思う。
プリンタは、大抵のものは cups でそのまま動くみたいだけど、ときどき難しいものもある。メーカーのサイトから .deb を直接手に入れないといけないときなど。新しいプリンタ買ったとき / 買うときにどうするか。
あとネットワークプリンタがうまく動かない。なぜだ。

何かあったとき、分からないことがあったときの対処は必要なので、詳しい人が近くに住んでる家以外には Linux を使うのは難しいだろう、とは思う。
インストールして全部ちゃんと動いてるから終わり、じゃないからね。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20140205/534744/?ST=oss&P=3

自分で使ったことないから不安だし iso ダウンロードするのめんどくさいしで回避したのだけど、素直に↑のとおり ubuntu にしとけばよかったかなぁ。

Makefile 死ね!

と、久しぶりに makefile 弄ってて叫びたくなった。
でも、考えてみると ant なんかは xml ベースで編集めんどくさいし、全体的には make より楽そうな方法ないっていうね。

↓これはちゃんと parse できないとおかしいだろと思う。どうしようもない。

hoge :
	echo $(shell echo "ab \(")

=>

 Makefile:14: *** 終端がない関数呼び出し `shell': `)' がありません.  中止.


こうすると Makefile の parse はうまくいって shell は起動するらしい。

hoge :
	echo $(shell echo "ab \(\)")

=>

echo ab \(\)
ab ()

$(shell) なんて書き始めたら負けなのかもしれん。
叫びたくなったのはこれだけが原因じゃないのだけど。

石川県のサイバー捜査官の試験を受けてみた

地元地方警察の試験に try してきた。ほんとは愛知県のを受けてみようかと思ったのだけど、調べてみたら地元でもやってたので。
ネット民の中には地方警察のサイバー捜査官の試験受ける方も多そうなので参考になればいいと思う。
とはいえ、ただの公務員試験だよなぁ。普段、きっちり有酸素運動してない人にはかなりハードな体力検査つきの。数年ぶりにジョギング始めるかな。

最初に結果を書いておくと一次試験で不合格だった。

数年前の警視庁の問題は書いている方がいらっしゃる。

http://lucentcrafts.blog.fc2.com/category5-1.html

こういう問題が出るのかなーと思って受けにいったのだけど、まったく出なかった。
そもそも、地方警察と警視庁の特別捜査官とではまるで要求水準が異なるのかもしれない。
警察のネットワークから切り離されたタコ部屋におしこめられて、一昔前のパソコン使って何がしかをやらせるつもりなのかも。

体力検査は行ってみると高校生がうようよいて眩しかった。
地方サイバー捜査官の試験体験記みたいなのは見当たらないけど、あれ見てしまうとこういう記事を書く気なくなるのかもなぁ。
高校生の受験者(学校の体操服きてる)は感覚がかなり違うからか、近くにいるとおっさんになったのだと嫌でも実感させられる。これはほんと辛い。

受験当日 (一日目)

思ったより人数いて 9 人応募してて試験は 8 人受験してた。日曜が試験日で、私服とスーツが半々ぐらいかな。私は私服。
一次試験は二日に分かれていて、一日目は大体 4 種類の筆記試験。一般教養、作文、適性検査、専門知識。

一般教養 (120 分 配点 100)

たぶん普通の公務員試験の問題。

記憶に残る、特徴的な問題が出題されてた。
若年労働者の失業率が問題となっているが、その分高齢労働者の雇用は維持されてる(ので、特に騒ぎ立てる必要はない)といった趣旨の文章を読解させる問題。
石川、富山あたりに通じる老頭児中心の保守思想を垣間見た心境。

作文 (60 分 配点 100)

作文のお題は漠然としてて「警察官になってあなたの知識、経験をどのように役立てたいか」みたいな問題だった。
600 字か 800 字だったかな。

適性検査 (30 分 配点 ??)

「内田クレペリン精神検査」というのをやった。すごくハード。これは二度とやりたくない。。
普段ペンをめったに持たないので大量の数字を書くだけで指が痛くなる。

専門知識 (120 分 配点 200)

確か 50 問

適性検査で疲れた直後だったからか難しく感じたけど、考えてみたらそうでもなくて M/M/1 の問題とか、思い出すのに時間のかかる問題が数問あっただけで難易度は高度情報処理試験未満。選択問題ばかりなので 10 年ぐらい前に受けた基本情報と同じぐらいだろうと思った。*1

オープンソースのソフト Apache, Bind, Courier とかいう単語も出てきた。
情報処理試験でもこういう具体的なソフト名は出てくるんだっけか?難易度は低いが、ちょっと意外な出題だった。こういう感じの問題

DNS, MTA, Web それぞれのサーバと OSS の対応で正しいものを選べ。
OSS の選択肢は Bind, Courier, Apache

Bind の設定ファイルっぽい問題。 [] に当てはまるものを選択肢から選べ。
a: ns.example.co.jp b: ns.example.co.jp. c: example.co.jp d: example.co.jp.

$ORIGIN []

....

何年も前にいじった Bind を思い出しながら d を選んだ。はず。

その他の小問:
10.0.5.63/25 のネットワークアドレスはどれか。
不正アクセス禁止法に違反する行為はどれか。選択肢覚えてないけど間違えたはず。。
私にはまったく意味不明だったけどシステム監査に関する問題。
論理回路の問題。論理回路記号に関する説明はない。
unicode は世界中の文字を 2 byte で表現する文字コード or ascii は制御文字、表示文字、空白文字からなる文字コード といった選択問題。

情報処理試験の午後問のような趣きの大問がたしか 3 問出てた。

ネットワーク内の PC がウィルスに侵された。どうやって PC を特定するか。出題にそっていろいろ対処していく感じ。
選択肢が用意されてて、特に間違えようがない感じ。

簡単な疑似プログラムの穴埋めをしていく問題。選択肢が用意されてるので楽。
ループで i を 0 からスタートさせて終了条件として hoge.size - 1 までか hoge.size までか、とかをひたすら選択肢から選ばせる。
ひっかけがなければ簡単に解けてると思う。

ロードバランサの問題。二重化された Internet 側からのアクセスをロードバランサで振り分けする感じの問題群。
ソース IP アドレスを書き換えるってなってたけど、こんなことする必要あるんだっけ??
TCP コネクション用のテーブルは持ってるんだろうから必要ないような。
と、いろいろよくわからなかったのだけど、選択肢をみてると他に答えようがないものばかりなので多分だいたい正答してるのだろう。

体力検査 (筆記試験から 1 週間ぐらいのち)

シャトルラン、腕立て伏せ、腹筋、反復横飛び
周りで見えた限りではサイバー捜査官受験者のみなさんは全員ポンコツでしたね(笑)
私もシャトルラン 57 ぐらいで目がチカチカして死ぬかと思った。大学のときなら Max までいけたかなぁ。

腕立て伏せ 33(?) 回, 腹筋 22(?) 回 反復横飛び 数えるの忘れてた。。シャトルラン 58 ぐらい
↑警察学校の生徒と覚しき面々が数えてくれるのだけど教えてくれないみたい。

ちなみにサイバー捜査官以外の区分の採用枠もみな体力検査の内容は同じ模様。
20 前後の若い連中だけど、それでも最高回数までこなせる人間は多くない。

結果

先に書いた通り不合格。

そして昼間に県警の近くに行ったときに筆記試験の点数、および全体順位を聞いてきた。

一般教養: 72/100 専門知識: 170/200 作文: 46/100 で、8 人中 5 位。

作文以外の点数は終わったときの手応えとほぼ一致している。
作文は遠隔操作ウィルス事件のことに触れたのがお気に召さなかったのかもしれない。
警察の調書みたいにほんとのこと書かないでそれらしいストーリーを適当に埋めておけばよかったのだろうか。

というわけで一番楽しみにしてた面接はなし。
あの様子では技術系の質問なんてまずされないだろうけど、「○○言語の経験年数」とかは、聞かれそうな気はした。質問しやすいからね。
この採用で採れる人は SI 系の業者で何年か仕事してた、ネットと親和性の低いタイプの「エンジニア」ではないだろうか。

*1:ただし、情報処理試験よりさらに古めかしい問題